NEWSLETTER No.13 March 2002
日本コミュニケーション学会九州支部 CAJ九州支部
KYUSHU CHAPTER 支部長:佐藤勇治(熊本学園大学)
of The Communication Association of Japan 事務局:
〒852-8558長崎市三ッ山町235
長崎純心大学 人間心理学科
畠山 均 研究室内
Tel:095-846-0084
Fax:095-849-1894
E-mail: hatakeyama@n-junshin.ac.jp
支部長挨拶 |
支部長 佐藤勇治(熊本学園大学)
新しい年を迎え、九州支部会員の皆様におかれましては、新たなる抱負のもとお元気でお暮らしのことと拝察します。昨年は支部運営にご協力いただきありがとうございました。皆様のご期待にそうような支部活動がどの程度できたのかわかりませんが、畠山事務局長と運営委員の方々に支えていただき、何とか一年を終えることができました。
九州支部も今年で創設9年目を迎えます。10月には大分市の日本文理大学で支部大会を予定しております。また、昨年の支部総会で提案し、ご承認いただきましたようなステップで、今年は「九州支部紀要」の発刊に向けた具体的歩みを始めることになりました。今後の九州支部の一層の発展のために、今年の最重点課題として取り組む所存ですので、皆様のご協力をお願い申し上げます。
また、創設10周年に向けた支部活動のありかたについても今後検討を進めて参りたいと思いますので、ご意見がございましたら事務局までおよせいただければありがたく存じます。
今年一年が支部会員の皆様にとりまして、祝福に満ちたものでありますことを祈念しますと共に、本年もどうぞよろしくお願いします。
第9回日本コミュニケーション学会九州支部大会
10月13日(日)
日本文理大学(大分県大分市)
研究発表募集。8月20日締め切り
支部大会参加者の声 |
異文化共存の町、長崎で
北垣日出子(日本橋学館大学)
「大学周辺にはレストラン等は全くありません。これはジョークではありません」の部分にアンダーラインが引かれ、お弁当の予約のお勧めがあった大会案内の言葉は真実でした。「まだですか?」「ずいぶん山の上ですね」と多少不安な言葉を口にし始めた頃、運転手さんの「もうすぐですよ」の声とともに、キャンパスが見えてきました。これだけ登ってきた甲斐がありました。そこは長崎純心大学だけの世界でした。空がこんなに近い、空気がこんなに美味しい、新鮮な風を頬に感じながら会場に到着。日本コミュニケーション学会九州支部大会に、私は今回初めて参加させていただきました。「長崎おくんち」と重なったこの日は幸い晴天に恵まれ、学生食堂から遥か下方に大村湾が望まれる絶景の地は、しばし世間の喧騒を忘れ、静かにものを考え、議論するのに最高の会場でした。
開会式後、2会場に分かれての発表、昼食後の講演会、そしてパネルディスカッションと続きましたが、発表者は九州だけではなく、関東、東北、北陸など全国各地から集まり、発表内容も多方面にわたり、興味の尽きないひとときでした。
迫害の中でも常にキリスト教への信仰を貫き通した人々を生んだ町長崎は、異国情緒が漂い、私の故郷、神戸の町にどこか似ていています。ユーモアを交えて見事な日本語で話された長崎総合科学大学のバークガフニ先生の講演は、長崎だから聴けるお話でした。長崎チャンポンと皿うどんを例にあげ、「長崎はちがいを認め、ちがいを歓迎する町」と異文化共存を受容する町として長崎を端的に言い表されたのですが、まさに異文化間コミュニケーション研究に格好の場と実感しました。
市内のホテルで行われた懇親会は、お食事も美味しく、参加者はみんな打ち解けて、和やかな談笑のひとときとなりました。全員がそこで交わされる会話を満喫し、予定の時間を過ぎてようやくお開きの挨拶となりました。さまざまな情報交換の場となった懇親会の盛り上がりは、この日の学会の充実ぶりを物語っていました。全国大会とは一味違う、印象深い一日でした。支部長の佐藤先生や会場校の畠山先生をはじめ関係者の皆様、実り多い一日をありがとうございました。2002年度も楽しみにしております。
提案
CAJ九州支部「紀要」発刊に向けて |
支部長 佐藤勇治(熊本学園大学)
一昨年の第7回支部総会以来、九州支部発行の研究紀要の創刊に向けて検討して参りましたが、下記のような方針で具体化したく提案します。
1. | 目的: | |
九州支部活動の成果を発表し、今後のコミュニケーション研究の発展に寄与する。 | ||
2. | 名称: | |
会員から広く意見を募り決定する。 例)コミュニケーション研究、Kyushu Communication Studies |
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3. | 投稿資格者: | |
九州支部会員および全国のCAJ会員。ただし、九州支部会員は支部大会での研究発表の有無にかかわらず投稿できるが、支部会員以外は支部大会で研究発表をした者のみ投稿できるものとする。 | ||
4. | 発行回数: | |
毎年1回 | ||
5. | 発行時期: | |
毎年5月末 | ||
6. | 投稿締め切り: | |
毎年支部大会終了後2ヶ月以内 | ||
7. | 投稿規程: | |
現行の九州支部プロシーディング投稿規程を準用する。ただし、下記の変更を行う。 | ||
(1) | 第1条 九州支部会員は支部大会での研究発表の有無にかかわらず投稿できる。九州支部会員以外は、支部大会で研究発表 を行った者のみ投稿できる。 | |
(2) | 第2条 …20ページを限度とする。ただし、特段の事情がある場合は、編集委員会の承認を経て、この限度を超えることができるものとする。 | |
(3) | 第5条 原稿はフロッピーディスクで提出するものとする。 | |
(4) | 第8条 …具体的な要領はその都度、編集委員会から連絡する。 | |
(5) | 第11条 …編集委員会より通知する。負担金は掲載決定時に編集委員会に納入すること。規定のページ数をやむを得ない事情で超過する場合は、超過分についてはその割合に応じて別途追加負担金を支払うものとする。 | |
7. | 編集: | |
3名の編集委員が編集委員会を構成し、編集企画から発行にいたるまで全ての業務を行う。 | ||
8. | 編集委員会: | |
編集委員は運営委員会の提案をもとに、毎年支部総会の承認を経て選任され、編集委員会を構成する。ただし、1名は運営委員が兼任するものとする。編集委員長は委員の互選により決定する。 | ||
9. | 査読: | |
編集委員会は全国のCAJ会員の中から、投稿論文の審査に適当な査読委員を選任し、それぞれ論文に対し3名の評価を依頼する。 | ||
10. | 掲載決定 | |
査読結果を得点化し、高得点の投稿者からその年度の予算状況などを勘案して、掲載人数を決定する。 | ||
11. | 論文掲載料: | |
掲載が認められた投稿者は、その年度の予算状況などを勘案し決定された、論文掲載料を支払うものとする。特段の事情で規定のページ数を超える論文については、超過割合に応じて追加の負担金を支払うものとする。 | ||
12. | 今後の予定: | |
(1) | 2001年12月 | |
全国の理事会で、紀要発行計画を説明し、査読委員の全国的委嘱に承認と協力を依頼する。 | ||
(2) | 2002年 3月 | |
支部運営委員会で、編集委員候補者の検討 | ||
(3) | 2002年 10月 | |
支部総会で編集委員の承認を受け、編集業務を開始 | ||
(4) | 2002年12月 | |
投稿論文の受付終了 | ||
(5) | 2003年1月―2月 | |
投稿論文の査読 | ||
(6) | 2003年3月 | |
査読結果を基に、掲載論文の決定 | ||
(7) | 2003年3月―5月 | |
印刷・校正 | ||
(8) | 2003年5月末 | |
九州支部紀要創刊号の発刊 |
*この提案は2001年10月7日の第8回支部大会の折に開催された支部総会で承認されました。
2000年度(2000年6月〜2001年5月) 活動報告 |
*この報告は2001年10月7日の第8回支部大会の折に開催された支部総会で承認されました。
2001年度(2001年6月〜2002年5月) 活動計画 |
*この計画案は2001年10月7日の第8回支部大会の折に開催された支部総会で承認されました。
事務局からのお願い |
4月から連絡先住所等が変更された会員の方はお手数とは思いますが、変更先を事務局までご一報ください。